6.2.4 残留電圧に対する保護

shall:  電源を切ったときに 60 V を超える残留電圧を有する充電部品は,放電速度が装置の正常な機能を妨げない範囲で5 秒以内に 60 V 以下に放電させなければならない。

  ただし,電荷の蓄積が60μC以下の部品はこの要求事項を免除される。

shall:  この規定の放電速度が機器の適切な機能を妨げる場合、危険への注意を喚起し、筐体を開ける前に必要な遅延時間を記載した耐久性のある警告表示を、充電部品を含む筐体の容易に見える場所またはその直近に表示しなければならない。

shall:  プラグ又は類似の装置で,引き抜くと導線(例えばピン)が露出するものの場合,60Vまでの放電時間は1秒を超えてはならず,さもなければその導線は少なくともIP2X又はIPXXBで保護されていなければならない。

shall :  1秒の放電時間又は少なくともIP2X又はIPXXBの保護が達成できない場合(例えば,導体ワイヤ,導体バー又はスリップリングアセンブリ上の取り外し可能なコレクタの場合,12.7.4参照),追加のスイッチ装置又は 適切な警告,例えば,危険への注意を喚起し,必要な遅延時間を記載した警告標識を提供しなければならない。

required: 装置が子供を含むすべての人に開かれた場所に設置されている場合、警告では不十分であるため、IP4X または IPXXD の充電部との接触に対する最小限の保護が必要である。

注 周波数コンバータ及び DC バス電源は,一般的に 5 秒より長い放電時間を持つことがある。